【ライブレポート】ハンブレッダーズ|『リプレイスメンツ 2021』@ 川崎・CLUB CITTA’

ライブレポート

SEVENTEEN AGAiN(セブンティーンアゲイン)主催の投げ銭制ライブ『REPLACEMENTS 2021』(リプレイスメンツ 2021)が、11/27(土)に川崎・CLUB CITTA’にて開催された。FINLANDSやサニーデイ・サービス、Gotch(ASIAN KUNG-FU GENERATION)など豪華メンバーが名を連ねる中、24日に最新アルバム『ギター』をリリースしたばかりの4人組バンド・ハンブレッダーズもCLUB CITTA’のステージに立った。

『リプレイスメンツ2021』ハンブレッダーズ

SEVENTEEN AGAiN主催『リプレイスメンツ 2021』に登場したハンブレッダーズ。ステージに黒い幕が張られた状態で行われたリハでは『DAY DREAM BEATS』、『フェイバリットソング』の2曲を披露。拳を突き上げたり肩を揺らしたりするなど、オーディエンスはリハの時点で盛り上がりを見せていた。リハを終え、いつものSEをバックに青色の光で照らされたステージへムツムロ、木島、サポートのうきが姿を現す中、でらしは両手でタオルを掲げながら登場。メンバーが向かい合い互いの音を確かめ、ムツムロの「スクールカースト最底辺から歌いにきました!」という決まり文句を合図に『ユースレスマシン』を披露する。青とオレンジのカラフルな照明がせめぎ合う中、でらしは早々ステージを縦横無尽に駆け回り、派手なベースプレイを見せつけていく。ムツムロは歌い方にアレンジを加え、サビではオーディエンスが一斉に拳を突き上げるなど、リハの2曲もあってかステージ上の彼らとオーディエンスの距離は1曲目からすでに近くにあるのを感じる。最後のユニゾンも爽快に決まったところで、「ロックンロールは弱者のためにある音楽だと思ってます。弱者の為にこの曲を歌います!」と声高らかに投下したのは『弱者の為の騒音を』。1曲目で見せたオーディエンスの拳の突き上げもより力を増し、大サビに突入するタイミングで勢いよく跳躍するでらしや、ダイナミックなスティック捌きを披露する木島。ムツムロとうきが向き合ってギターサウンドをかき鳴らす様子などを見せ観客を魅了したところで、最後はギターの音を鳴り止ませず引き延ばし、余韻を残した。ギターロックの力を示したところで、「ギター1本あれば大丈夫。ギターって曲やります!」と最新アルバム『ギター』より表題曲『ギター』を披露。サビでは《錆び付いたギターでぶっ壊す》とでらしやうきのコーラスの重なりも感じさせながら感情剥き出しで歌い、オーディエンスはサビで掲げた拳を一切下ろすことなく、頭上高くに掲げ続けていた。曲が終わり一旦音が消えると、「SEVENTEEN AGAiNが居る時代に生まれられて良かった」とムツムロのMC。「SEVENTEEN AGAiNは一番優しいバンド。そういうバンドに読んでもらえてすごく嬉しく思います。」「さっき曲でも歌ったんですけど、ギター1本あればどうにでもなると思ってます。次はワールドイズマインって曲です、聴いてください!」と、今やハンブレのライブに欠かせないダンスナンバーとなった『ワールドイズマイン』をドロップ。Aメロで起こる手拍子に合わせるように、グルーヴの渦を生成していくベースラインが気持ち良い。1サビよりも2サビ、2サビよりも大サビといった具合に、オーディエンスが突き上げる拳に込められた力は増していく。恒例となった間奏の”ド派手なエレキギター”では、うきが圧巻のギターソロを披露し、ステージ上で一際輝くヒーローとなる。ここで一旦音を止めタメを作り、爆発力を高めたところで大サビに突入。大サビでは、うきとムツムロが再び向かい合い、ギターの音を印象的に響かせ合う。サビでは《僕らのものなのさ》というフレーズを1回分多く歌うなどアレンジも加えつつ、ハンブレを代表するダンスナンバーをグルーヴィーに演奏し切った。ムツムロが「ありがとうございました!あなたたちの投げ銭が意味をもつイベントなので、投げ銭はちゃんとしてから帰ってください!」とイベントへの敬意を示したところで、「最後にアルバムの曲やります」と『再生』を披露し、最後は出番の終わりを名残惜しむかのようにギターの残響を引き延ばし、まだ不安定な日常が続く中この場に足を運ぶことを選んだ人々に感謝を伝えるかのように、ギターの力で勇気を与え、続くサニーデイ・サービスにステージを託した。

まとめ・セットリスト

セットリスト

リハ1. DAY DREAM BEATS

リハ2. フェイバリットソング

M1. ユースレスマシン

M2. 弱者の為の騒音を

M3. ギター

M4. ワールドイズマイン

M5. 再生

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